日記
緑肥の効能
2.肥料の流亡を防ぎ、肥料を節約します
害を与えるセンチュウは、何種類かに分かれますが緑肥の種類を適切に選ぶ事によってこのセンチュウを減らす事ができます。センチュウ被害は一度発生してしまうと根絶は困難なので、発生させないようにする予防が大切です。特に根を食べる野菜(ニンジンやダイコン)そして芋類は、このセンチュウ被害を受けると売り物にならなくなるので、そのコントロールはとても大切です。
Ohana Farmでは、このような理由で緑肥を積極的に使って、省エネルギー・省力化をはかりつつより美味しい野菜の栽培と持続可能な栽培体系維持を図っています。
ちなみに、この緑肥のデメリットですが..
緑肥を栽培する期間が必要なため、畑の利用効率が落ちます。そのため、同じ生産量を維持しようとしたら、緑肥を使わない栽培に比べて農地の面積が必要となる などがあります。
キャロットジュース発売します
さといも善光寺の種芋
ニンジンの栄養分析結果がでてきました
1月終わり頃に栄養分析を依頼してあったニンジンですが、その結果が出てきました。
栄養分析は、糖度、ビタミンC、抗酸化力、硝酸イオン この4項目を計測して数値化してくれます。
一般的には、糖度、ビタミンC、抗酸化力は高い方が良く、硝酸イオンについては低い方が良いとされています。
チャートのうち、赤い枠がOhana Farmのサンプル、薄い緑色の枠が分析会社が持っている過去データから導き出された平均値です。
糖度については、平均値をやや上回りました。ビタミンCについては平均値の7割程度、抗酸化力は大きく伸びて平均値の5倍以上という非常に高い値になりました。
硝酸イオンについては平均値の2.1倍という結果でした。
今回のサンプルは、出荷用に収穫している畑の中から妻が適当に4本収穫してきて分析機関に送ったものです。ただし、その4本は同じ場所からまとめて収穫せず、畑の中である程度バラバラの場所から収穫しています。
分析には費用がかかりますので、そんなに度々は行えませんが主だった作物については、最低でも年1回は分析を行っていきます。そしてこの結果を基に、皆さんに安定した品質の野菜を安定的にお届けできるように努めていきます。目指すのは飛び抜けた結果ではなく、再現性と安定性がありそして十分な栄養価を持った野菜の生産です。
2021年の結果
先日、JAより2021年最後の売り上げ伝票が来ましたので、ようやく2021年の総売上額が確定しました。
2020年に比べて13.0%の伸びでしたが、計画に比べたら-6.3%でした。高めの計画としていましたがさすがに厳しかったです。
計画未達だったのはお盆頃の長雨でエダマメが思うように収穫できなかったことと、秋野菜がしっかり作り込めてなかった事が主な要因です。
しかし、トウモロコシはほぼ計画通り、さといも善光寺は好調でエダマメの穴をある程度埋めてくれました。
もう夏場の出荷は数量的には伸ばせる余地はありません。他のシーズンの販売を増やして年間通して売り上げを平均化していく必要があります。
また、労働力もなるべく平均化していき、休日もしっかりとる必要がありますね。無理なく仕事を続けていくためにも。
画像はイメージです..実際にこんなにメッチャ分析してる訳ではないです..